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コラム
今回は、事業承継計画の作り方について紹介します。
事業の承継を意識した時に、これからの会社経営にあたって何を普段から留意すればよいのでしょうか。また今後の会社の経営に計画にも影響するのでしょうか。
それはその事業(会社)に魅力があるかどうかが問題です。そのためには事業の価値を高め続けることが必要なのです。
まず第一に、あなたが勝手に事業承継を想定するだけでなく、後継者となるべき人物が事業に魅力を感じて、事業を承継する意欲をもってくれないといけません。あなたの事業に魅力を感じられなければ、誰も事業を承継したいとは思わないでしょう。そのためには、まずは普段からあなた自身が、事業の価値を高め続ける努力をすることが必要です。
自社株式の評価については、常に目を光らせる必要があります。現経営者が業績を上げ事業も拡大して資産が増えれば、株式の価値も自然と上がります。ところが、事業の承継のことを考えると、株式の買取りや相続対策の面から、長期的に株式の評価をコントロールしておく必要があります。
◎親族内承継の場合 → 株式の買取や相続税の負担を減らすために、株式の価値を下げておく。
◎M&Aの場合 → 自社株を高く買ってもらうために、株式の価値を高めておく。
具体的な承継の時期を念頭においたうえで、逆算的に承継スケジュールを考えていく必要があります。まず、具体的に自分が何歳になった時に後継者に事業を承継させるのか、ゴールの位置を明確にします。事業を承継した後の自分の人生(セカンドライフ)も見越して考えましょう。そして承継する何年前に後継者を公表するのか、承継者の教育と株式、相続、税金の対策を行う時間がどの程度残っているのかなどを意識すれば、スケジュールが見えてくるはずです。
会社の負債について、先代が保証人になっているケースが多いでしょうが、事業の承継においては金融機関からは後継者が保証人の地位を引き継ぐことを要求されるでしょう。それを想定しながら会社の状況を見定めていかなければなりません。
※記事に含まれる法令等の情報は、記事作成時点のものとなります。法令等は随時変わる可能性がありますので、本記事を実務に生かされる際には最寄の税務署か税理士へ確認してください。