相談ダイヤル
0120-964-316顧問契約中のお客様はこちら
042-313-8364相談ダイヤル
0120-964-316顧問契約中のお客様はこちら
042-313-8364COLUMN
コラム
前回は、補助金の申請書の項目の中から、「市場規模と競合」の書き方の、2つの関係性と捉え方についてお伝えしました。
今回は、この項目を書き上げるために必要となる、データの探し方についてご紹介します。前回に引き続き、以下を例に説明していきます。
<例:自然派素材の洗剤の開発の場合>
・計画内容
まずは老人ホームや福祉施設を対象に販売し、その後徐々に対象を広げていく計画
・市場の設定
①老人ホーム・福祉施設向け洗剤を市場とした場合
②自然素材の洗剤を市場とした場合
③家庭用洗剤を市場とした場合
統計などのデータは、様々な切り口で探すことが大切です。
例えば上記の例の場合は、①~③の3つの市場の切り口で統計を探すことが基本です。それぞれ全く異なるデータが見つかるかと思います。
また、切り口を変えてみると、まったく違ったデータが見つかるかもしれません。例えば「①老人ホーム・福祉施設向け洗剤を市場とした場合」の場合、参考になるデータ探しは以下のような切り口で探すことができるでしょう。
・老人ホームや福祉施設の数や入居者などの推移
・介護する人の数やその推移
・介護する側やされる側のアンケート調査
→ 例えば、食器洗浄による肌荒れなど、何か課題や問題が浮き彫りになればさらに強力なデータとなります。
・介護に関する新聞などの記事
→ 例えば、自然派素材の洗剤のニーズが思わぬところで盛り上がっているなど現状を知ることができれば、新たなターゲットの発見になるかもしれません。
・自然派素材の洗剤を使ったクリーニングサービスなどの統計
→ 自然派素材の洗剤を大量に消費する業界や、急速に伸びている業界のデータは、強力な支援材料となるばかりでなく、販売戦略を練る上でも重要です。
様々な切り口からデータを探すことは、申請書の説得力の増加になるだけでなく、販売戦略や事業計画そのものの見直しにつながる可能性もあるので、とても重要な作業になります。客観性のあるデータを使えれば、手ごわい審査委員も納得せざるを得なくできるので、活用できる確かなデータ探しには注力してみてくださいね。
※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。