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コラム
今回は、補助金の申請書の項目の中の「現状の課題と解決方法」の書き方についてご紹介します。
「現状の課題」は、「読み手と書き手のギャップが表面化して、理解を妨げることになりやすい」ということがあります。ギャップとは、簡単にいうと「その業界の素人、玄人の差」です。書き手である申請者は、その業界でキャリアを積んだ玄人、プロです。しかし読み手である審査委員は、何かしらの分野の専門家ではありますが、書き手の業界に関しては素人の可能性も十分にあります。よって、書き手は以下の事に注意して書く必要があります。
・専門用語や業界用語を、一般用語のように使わない。
→ 審査委員は専門用語や業界用語を知らず、内容を理解できない可能性があります。
・その業界の慣習、顧客のニーズ、市場や環境などを丁寧に説明する。
→ 業界内では知っていて当たり前でも、審査委員は知らなくて当たり前、ということを前提とする必要があります。
・業界は伸びているか、伸び率の変化はどうか。
・業界は今後どうなっていくと予想されるか。
・業界の伸びのしょうがいとなっているものは何か。
・現在の製品、サービス、技術の概要や特徴。
・顧客が望んでいるものは何か。それはどう変化しているか。
・顧客が望んでいるものを提供できない理由は何か。
・どの課題を解決しようとするのか。
・どのように解決しようとしているのか。
・なぜその方法で解決できるのか。
・その方法を他で実施していないか、新規性や独創性はあるか。
・なぜその方法を自社がとれるのか。
補助金の申請書のような、自社をよりよくアピールするような書類では、主観的な表現は説得力がありません。よって客観的なデータや記事などを織り交ぜて書くことが大切です。同じことをいっていても、以下のようにちょっとした書き方の違いによって、印象がだいぶ変わります。
・若い女性の間で○○が流行っています。 → 根拠となる具体的なデータや数字がなく、主観的。
・○○を習う若い女性は、5年前の調査と比較して2倍以上となっています。(○○より) → 根拠となる具体的なデータや数字があり、客観的。
※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。