顧問契約中のお客様は、こちらよりお掛けください。担当部署直通です。クライアント様専用お問い合わせナビダイヤル042-313-8364

事業成長への補助金・助成金活用

補助金の「審査の流れ」と「審査委員の構成」

今回は、補助金の「審査の流れ」と「審査委員の構成」をご紹介します。審査の流れは大きく分けて、外形審査と内容審査に分けられます。

◎審査の流れ①外形審査

外形審査とは、申請に必要な形式要件を満たしているかを見る審査です。例えば、中小企業が要件なのに対して大企業が応募してきていないか、東京都内が企業が対象なのに他の道府県の企業から応募してきていないかなどといった具合です。応募条件の基本的な部分でもありますので、ここで落とされることのないよう、応募条件はしっかりと確認することが大切です。

◎審査の流れ②内容審査

内容審査とは、ずばり申請書の内容を見る審査です。内容を審査するためには基準が必要であり、当然基準表のようなものがあるはずです。そして各審査委員はそれに沿って、各案件をABCDなどのランク分けするのが一般的なやり方になります。

◎審査委員によって結果も変わる

審査の過程は、できるだけ客観的に公平になるようにされていますが、審査委員の人選によって審査の結果が変わってくることがあります。例えば、審査委員がたまたま詳しい分野の事業計画を見た場合、詳しくない分野の事業計画よりもアラが目立ってしまう可能性があります。また審査委員も人間ですので、好き嫌いがあるかもしれません。これらは残念ながら、仕方のないことなのです。

◎審査委員の構成

審査委員は、補助金によっては事後に公表されますが、多くの場合は外部識者で構成されます。技術系の補助金の場合、以下のように技術部門の審査委員とビジネス部門の審査委員に分かれます。
・技術部門の審査委員 → 多くが大学教授
・ビジネス部門の審査委員 → 大企業の役職員やコンサルタント等
このように、それぞれ別の得意分野をもつ人達が、それぞれの目で審査をします。

◎審査委員は多忙な人ばかり

審査委員である外部識者は、外部で他の仕事を持っている人達です。またそれなりに要職のある人ばかりで、基本的には多忙です。資料は事前に審査委員に渡されるのですが、正直前もって熟読しているとは言い難いと思われます。よって申請書の作成などは、そのようなことも頭に入れておく必要があります。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

0120-964-316