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コラム
前々回から3回に分けて、補助金の募集要項の読み解き方をお伝えしていますが、最終回の今回は、補助金の募集要項から「審査基準」「過去の倍率」「過去の採択例」を確認するポイントについてご紹介します。
審査基準は、その補助金が自社に合うか否かを判断する上でとても重要です。例えば、技術開発系の補助金において、開発する技術のレベルは審査基準で判断します。新規性、進歩性、事業化などの審査基準を読めば、求められるレベルも大方想像できるということです。事業化の審査基準の多くは「○年以内に事業化(売上が立つ)」などとされています。
過去の倍率というのは気になるものですが、公表されている場合とされていない場合があります。過去の倍率を知ることができれば、その補助金の人気度や採択のされやすさなどを知ることができるので、重要な情報です。過去の倍率は募集要項ではなく、分かりにくい場所に記載されていることがあるので、探すのに多少苦労するかもしれませんが、応募を決める前には確認したい項目です。
過去の採択例は、実際にどのような案件が採択されているかが直接分かるので、とても参考になる情報です。試験でいうと模範解答のようなものだからです。採択例の資料をすべて読む時間がないという場合には、以下のようにポイントだけでも目を通してみることをオススメします。
①タイトルと企業名を確認する
・中小企業が多いのか、大企業や大学などの研究機関が多いのか → 案件のレベルが想像できる
・商店街活性化系や地域資源系の場合 → タイトルと地域を見て知っている事例が見つかるなどすれば、具体的なイメージが湧く
②タイトルと企業名をインターネットで検索する
・会社の規模、事業内容、沿革について → どのような背景から生まれ、現在はどうなっているのかが分かる
・補助事業について → どのような補助事業であったのかが分かる
このように、端から端まですべて読むことはできなくても、ポイントで具体的に見ていくことにより、どの程度の事業が対象になるかが理解できます。
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