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事業成長への補助金・助成金活用

補助金に深く関わる「法認定」の意味と種類

突然ですが、「法認定」という言葉をご存知でしょうか?法認定とは補助金に密接に関係するもので、補助金の受給を目指すのであれば、かなりの確率で目にすることになるものです。今回はこちらの「法認定」について、意味と種類をご紹介します。

◎国のお墨付き「法認定」とは?

法認定とは言葉の通り、法律によって認定する仕組みです。何を認定するのかというと、通常は企業の事業などの「計画」。そして、法認定を受けた計画「法認定計画」の実行を支援する仕組みを提供します。
法認定計画であれば国のお墨付きをもらったようなものとも言え、計画の実施にあたって、補助金、融資、信用保証、免税などの手厚い支援策が提供されます。法認定を受けることは、企業にとって通常の補助金よりも更なるメリットがあるといえますね。

◎高額、高補助率の補助金に必要なケースが多い

補助金の募集要項でよく、要件の欄に「○○法の認定を受けていること」という記述されていることがありますね。これは「その補助金を受けるには、その前に法認定が必要です」という意味になります。
そしてお気づきの方も多いかと思いますが、法認定を必要とする補助金ほど、金額も補助率も高い傾向があります。中には「5000万円の上限金額で、補助率2/3」といったものもあります。金額も補助率も、とても魅力的な補助金ですね。補助金は国の大切なお金なのであるからこそ、国がより手厚く補助を行う補助金の場合には、国のお墨付きの計画が必要ということになるのです。

○法認定のある法律の種類

中小企業対象の法認定のある法律は、以下のような種類があります。法律の内容は次回詳しくご説明しますが、まずがおおまかな法律の種類を列挙いたします。
・中小企業新事業活動促進法(経営革新/新連携)
・中小ものづくり高度化法
・下請中小企業振興法
・中小企業地域資源活用促進法
・農商工等連携促進法
・地域商店街活性化法

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