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コラム
働く人にとって、給与や賞与はとても大切なものですよね。
経理担当者は、それらの給与や賞与の計算という大切な仕事を任されています。
会社の数だけ給与の仕組み、体系があるので、自分の会社の給与体系を知っておくことが先決。
今回は、給与計算を行う前に確認しておきたいポイントを取り上げてみました。
給与明細書を構成しているのは、「支給項目」と「控除項目」です。
①給与の支給項目には、毎月固定のものと変動するものがあります。
●毎月固定のもの
基本給、役職手当、職務手当、住宅手当、家族手当、通勤手当など
●月によって変動するもの
時間外手当(残業など)、休日出金手当
②給与の控除項目には、社会保険と税金があります。
●社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険)
●税金(所得税、住民税)
この他、基金に入っている会社では、厚生年金基金もあります。
③差引支給額の求め方
上記①の支給項目から、②の控除項目を差し引いた額がその月の支給額となります。
差引支給額は毎月変動するので、従業員のタイムカードや勤怠状況に関する届け出などをもとに、毎月、経理担当者が計算する項目があるのでしっかり覚えておきましょう。
次に「給与計算の流れ」を把握しておきましょう。
◎従業員を雇用したときに行うこと
1)労働者名簿を作成する
氏名、ふりがな、住所、連絡先電話番号、性別、生年月日、職歴などの他、給与振込の場合は、振込口座の確認も忘れずに記入してください。
2)給与所得者の扶養控除等(異動)申告書を作成する
雇用した従業員本人に、最初の給与支給日の前日までに「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に記入し、提出してもらいます。
3)社会保険への加入
◎給与計算の流れを把握する
1)給与計算の前に確認しておくこと
●社会保険料額表、源泉税額表、雇用保険料率に変更がないか確認する
●基本給や諸手当、通勤交通費などの固定的賃金、社会保険料の等級、扶養人数の変更、給与振込口座に変更がないかを確認する
●給与を支払う予定の銀行口座に、給与を支払うくらいの残高があるかを確認する
2)給与の締め日と給与計算の仕事
●給与の締め日以降に、タイムカードなどから日給、時給、残業などの集計を行う
●歩合がある会社は、歩合の計算をする。また諸手当の変動的賃金がある場合は、変動する部分の計算をする。
いずれも給与計算を行う前に、ぜひとも確認しておきたいことばかりです。
給料日を楽しみにしている従業員のみなさんのためにも、しっかりと準備しておきたいですね。
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