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記帳や給与計算など経理実務の基礎知識

経理の方法〜会計ソフト・手書き・伝票

経理を行う方法には、
会計ソフトを使う方法、手書きの出納帳を使う方法、伝票を使う方法があります。
今回はそれぞれの作業例・メリット・デメリットについて、簡単にご紹介しますね。

①会計ソフトを使った経理

●作業例
切手を現金で購入→領収書をもとに現金出納帳に入力するだけでOKです。
●メリット
・A4コピー用紙、パソコン、会計ソフトがあればできます。
・簿記の知識がなくても帳簿つけができます。
・手間が省けます(時間短縮が可能)
・複雑な計算をしなくても、自動的に集計されるので便利です。
・訂正があったときも、簡単に修正できます。
●デメリット
・パソコンの操作ができない人、苦手な人には向いていません。

②手書きの出納帳を使った経理

●作業例
切手を現金で購入→領収書をもとに現金出納帳と総勘定元帳の「通信費」に記帳します。
●メリット
・パソコンの操作ができない人に向いています。
●デメリット
・1つの取引を最低でも2つの帳簿に記帳しなければならないため、手間がかかり、また記帳ミスが発生しやすいというリスクがあります。
・専用の出納帳用紙を購入する必要があります。
・前に記帳したものを訂正する場合、その後の残高がずれてくるので、修正にたいへん手間がかかります。

③伝票を使った経理

●作業例
切手を現金で購入→領収書をもとに出金伝票を起こし、現金出納帳と総勘定元帳の「通信費」に記帳します。
●メリット
・パソコンの操作ができない人に向いています。
・経理の量が多い会社の場合、作業を分担することができます。(入金伝票だけを作成する人、出金伝票だけを作成する人、振替伝票だけを作成する人などと担当を分けることができます)
・伝票から総勘定元帳へ転記した場合、記帳ミスがあったときに、伝票と照らし合わせることで、ミスを発見しやすくなります。
●デメリット
・1つの取引で、伝票の作成、帳簿への記載と手間がかかりすぎます。
・専用の伝票と出納帳用紙を購入する必要があります。

以上3つの方法のうち、会計ソフトがもっとも使いやすいですね。
ある程度以上の規模の会社では、会計ソフトを導入しているところが多くなっています。
簿記の知識がなくてもできることや時間短縮ができること、自動的に集計してくれるので、入力さえ間違えなければ、ミスも少なく、修正も楽なので便利ですね。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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