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資金調達の基礎知識

銀行融資の審査~知っておきたい5つのポイ ント

融資を受けようとするとき、気になるのは銀行がどんな点をチェックしているのかということではないでしょうか。銀行がチェックするポイントはある程度決まっているので、そこをきちんとおさえ、内容を明確に伝えることで、融資申込や取扱い判断のスピードも確実に早くなります。

◎ポイント1「必要金額」

金融機関から融資を受けたいときには、なぜその金額が必要なのか、明快な流れを示すことが重要です。借りたい金額をはっきりとさせるには、事業計画が必要で、それがなければ必要な金額を見積もることができないということですね。

◎ポイント2「資金使途」

融資金額の使い途は必ず聞かれることなので、融資を申し込む際には最重要といってもいいでしょう。
資金使途は、運転資金と設備資金に分けられます。運転資金とは、商品や材料仕入代、従業員の給料など、会社運営に必要な資金、また、設備資金は、事務所や店舗などの建物、内装設備、機械、自動車、パソコンなどを購入するための資金となります。運転資金は使い途がはっきりしない場合が多いのですが、融資申込の際は、給与明細書や見積書、契約書などを用意して、明確にさせることが重要です。

◎ポイント3「返済財源」

通常、短期融資の場合は売上入金額、長期融資の場合は税引後経常利益+減価償却費が返済財源となります。事業計画書では、損益計画にてキャッシュフローを確保できていることが条件となり、資金繰り予定表を提出する際は、借入金の返済ができる資金繰りになっていないと、銀行は返済見込みがないとみて、融資が難しいと判断します。とくに長期融資を受ける際の計画書では、しっかりと利益を出せること、その利益からきちんと返済できることをアピールするように心がけましょう。

◎ポイント4「保全」

担保や保証人のことです。具体的には、連帯保証人をつけたり、土地や建物に抵当権を設定して、融資を行います。中小企業融資においては、原則として、経営者保証(社長保証)は必須と考えたほうがよいでしょう。

◎ポイント5「返済期間・金利」

1年以内の借入期間は短期融資、1年を超えるものは長期融資といいます。一般的には、5~10年以内くらいで融資が行われることが多いようです。毎月の返済を少なくしたい場合は長めに、資金繰り状態に懸念がなく、利息負担を少なくしたい場合は短めに返済期間を設定するとよいでしょう。

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