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コラム
企業価値とは、その企業が持つ経済的な価値のことを指します。これまでは学問的な文脈で使われることが多かった言葉ですが、近年では投資やM&Aの場面でも頻繁に耳にするようになりました。では、企業価値を向上させることはなぜ必要なのでしょうか。今回は、企業価値を高めるための三つの要素と、それによって得られるメリットについて具体例を交えて解説します。
企業価値は、会社全体の経済的な価値を金額として表したものです。具体的には、事業活動から生み出される事業価値に加え、投資有価証券や遊休資産といった非事業用資産、さらに貸借対照表には表れない無形資産――ブランド力や人的資源、知的財産など――を含みます。
企業価値の算定方法には「コスト・アプローチ」「マーケット・アプローチ」「インカム・アプローチ」の三つがありますが、いずれの方式においても企業価値を高めるためには共通して意識すべき三つのポイントがあります。加えて、財務状況を定期的に見直すことも重要です。
企業価値を高める最も基本的な方法は、収益力を向上させることです。解像度の高い事業計画を策定し、運転資本の適正化や特定顧客への依存度の見直しなど、基本的な指標を定期的に検証することがポイントとなります。事業の収益性が向上すれば、企業価値は本質的に高まり、将来的な投資家や金融機関の信頼を得やすくなります。ビジネスモデルを見直し、収益性を高める施策を検討することは、企業価値を向上させるうえで欠かせません。
企業が保有する遊休設備や使われていない不動産、在庫なども見直しの対象です。必要であれば売却し、浮いた資金を再び事業や投資に回すことで、キャッシュフローの効率が改善されます。経営に貢献しない「ムダな資産」を持たず、必要な資産を有効活用することは、投資効率を高めると同時に企業価値を向上させる重要な要素です。
無形資産とは、目に見えない価値を持つ資産のことです。具体的には知的財産権や会社のノウハウ、従業員のスキルなどが該当します。特に従業員のスキルや業務ノウハウが形式知として組織に蓄積されていることは、企業価値を評価するうえで大きなプラス要素となります。目に見えない資産も、企業の強みとしてしっかり活用することが、企業価値の向上に直結します。
企業価値を向上させることで、経営にはさまざまなメリットがあります。
金融機関の融資判断において、企業価値は重要な評価材料となります。将来性や成長性を客観的に示せるため、融資を受けやすくなることは大きな利点です。また、企業価値の向上は株価にも直結します。収益が安定しており、経営が健全であることの証明となるため、上場企業であれば株価の上昇に繋がり、投資家の信頼も高まります。
さらに、M&Aにおいても企業価値が高ければ、有利な条件での交渉が可能となり、納得感の高い売却や買収を実現できます。特に、企業価値を向上はなぜ必要かという観点では、将来的な投資機会や事業拡大を有利に進められることも大きなメリットです。
企業価値とは、有形資産や資本の大きさだけを指すのではありません。「のれん代」のようなブランド力や知名度、取引先との関係性といった無形資産も重要な評価対象です。自社の持つ価値を見落とさず、総合的に評価・改善していくことが、持続的な成長と経営の安定につながります。
さきがけグループでは、税務顧問や財務コンサルティングを通して、企業の経営を包括的にサポートしています。ぜひお気軽にお声がけください。