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コラム
ビジネスを展開する上で、資金調達は重要な課題の一つです。しかし多くの企業が、自己資金だけでは資金不足に陥り、外部からの資金調達が必要になることがあります。そんなときの代表的な資金調達方法の一つとして、法人企業融資(ビジネスローン)があります。
今回は、法人企業融資の平均金利とビジネスローンのメリット・デメリットについて解説します。
法人企業融資(ビジネスローン)とは、金融機関の融資商品の中でも、事業資金としての利用に目的を絞ったもののことです。開業資金・運転資金・設備投資などのために借り入れる企業が多いです。何らかの事業を営んでおり、そのために融資を受けたいという法人や個人事業主が対象になります。
ビジネスローンの金利相場は年率1%~18%程度。一般的な銀行融資の金利が1%~3%程度であることを考えると、場合によっては10%以上も金利が高くなるケースもあります。
ビジネスローンを活用することには、以下のようなメリットが挙げられます。
・融資までのスピードが迅速
個人での借り入れより審査が迅速で、融資が早く行われることが多いです。これは、法人である場合には、金融機関が企業の財務状況や信用力を評価することができるため、審査に必要な情報が比較的簡単に入手できるためです。
・担保や保証人がなくても借りられる
公的機関や銀行の融資を受けるには、基本的に担保や保証が必要となりますが、ビジネスローンの場合は原則として無担保・無保証人で申し込みが可能です。
・総量規制の対象外
通常、個人が借入する場合、年収の3分の1を超える金額を借入ができないようになっています。これを総量規制といいます。しかしビジネスローンの場合、総量規制の対象外となるため、年収の3分の1を超える金額を借入することが可能です。
以上のようなメリットがあるため、多少金利が割高であっても、ビジネスローンは資金調達の方法として一定の需要があります。
一方で、ビジネスローンには以下のようなデメリットも存在します。
・金利が高い
同じ金融機関からの融資であっても、通常の融資よりビジネスローンのほうが最大金利が高く設定されています。「とりあえずのつなぎ資金が今すぐ必要」というような短期の借入であればなんとかなるでしょうが、返済期間が長くなりそうな場合は利息だけで大きな額になってしまいますので注意が必要です。
・借入限度額が低い
ビジネスローンの限度額は、ほとんどが数百万円に設定されています。そのため、借り手の年収によっては、総量規制の対象外であることを踏まえてもビジネスローンだけでは十分な金額を調達できない場合があります。どのくらいの金額を調達したいか、先に検討しておくことが重要です。
以上のようなデメリットがあるため、ビジネスローンを利用する場合は、事前に金融機関の融資条件や金利などをよく調べ、リスクを把握した上で利用することが重要です。
法人企業融資の平均金利は、金融機関によって異なりますが、長期的な借り入れになるほど低金利になる傾向があります。また、金利は融資条件によって変動するため、事前に調べておくことが重要です。
ビジネスローンを利用する際には、金融機関の融資条件や金利、リスクなどをよく調べ、返済計画を立てて利用することが大切です。
さきがけグループでは、税務顧問や財務コンサルティングといったサービスを通して、企業の資金調達や資金管理についてもサポートを行っています。ぜひ一度ご相談ください。