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資金調達の基礎知識

分かりやすい!財務基盤の強化や経営基盤の安定に必要なポイント

事業を通じて利益を追い求めるのが会社というもの。会社を経営する上で、財務基盤の強化や経営基盤の安定は欠かせないものです。ITの普及や顧客ニーズの多様化、あるいは社会情勢の変化などによって、企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する現代において生き残るためには、地盤の強化がより重要となります。

今回は、財務基盤の強化や経営基盤の安定に必要なポイントを解説します。

◎安定した財務基盤は自己資本の充実から

財務基盤を強化させるためには、自己資本を充実させることが重要となります。

会社の資産は大きく「他人資本」と「自己資本」に分けられます。他人資本は流動負債と固定負債を合わせたもので、他人から借り入れていて将来的に返済しなければならない資産です。

一方で、自己資本とは貸借対照表でいうところの純資産のことで、誰かに返済するものではないため、会社が保有する資産のうちの純資産の割合(自己資本比率)が大きいほど、財務状況が安定していると言えます。

つまり、財務基盤を安定させるために考えなければならないのは、「どのようにして自己資本を増やすのか」です。当たり前のことですが、自己資金比率を高めるためにはそれだけの利益を上げ、不要なコストをカットする必要があります。これは次に紹介する経営基盤の強化にも関わってきます。

◎経営基盤を安定させるためのポイント

経営基盤とは、会社の事業を支える人材や財務状況、商品・サービス、企業の信頼などの要素を総合的に見た時の状況のことです。経営基盤の安定のためには、自ら価値を生み出すこととその価値を高めていくことが求められます。ここでは、経営基盤の中でも、人材や財務それぞれの基盤ごとに細かく確認していきましょう。

・組織基盤

経営戦略を進める上で、意思決定を適切に行うことができる組織の仕組みを作ることも、経営基盤の強化には欠かせません。特に、社会情勢の急変といった不測の事態が起きた場合の対応力も組織基盤の強さが影響します。

財務基盤や経営基盤を安定させるためには、現在の経営状況を正確に把握した上での業務の効率化を行い、会社の価値を高めていくことが必要となります。対処療法的な業務の改善だけでなく、必要に応じて組織や事業そのものを抜本的に見直すことで、足腰が強く成長し続ける経営基盤を作ることができます。

・財務基盤

先述したように、自己資本比率を高める財務政策を実施することが求められます。

まずは損益計算書を見直し、現在の支出に無駄はないかをチェックすること、その上で収益力を高め、将来への再投資をしていくことが重要です。

・事業基盤

やみくもに幅広い事業を展開することは経営基盤を悪化させる原因にもなり得ます。それぞれの事業の目的を明確に定め、事業の選択と集中を行った上で、現在の企業規模にあった事業基盤を築くことが大切です。

・業務基盤

実際に事業活動を動かす際の業務プロセスを改善することも有効な方法です。人材の配置や業務フローを見直し、無駄のない動きができているかという基準で業務基盤を整えていきましょう。

さきがけ税理士法人では、着実に成長する企業になるための経営計画の立案から履行までサポートする「財務コンサルティングサービス」を行なっております。まずはお気軽にご相談ください。

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