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コラム
「企業は人なり」という言葉があるように、ビジネスを継続していく上で重要とされる「ヒト・モノ・カネ」のうち、ヒトについての重要性も見逃せませんね。その最たるものが「経営者の資質」です。
中小企業は株主と経営者が同一である場合が多く、社長の資質や考え方が、事業の成否に大きな影響をおよぼします。
なかでも特に重要視されるのは、経営者としての資質です。
金融機関が考える優れた経営者の資質とは、主に次の3つです。
<求められる経営者の資質>
①信念をもって会社を経営しているか
②従業員に対する強いリーダーシップを発揮しているか
③戦略的に事業を展開しているか
現状を冷静に分析し、戦略的に事業展開する能力、会計や経理など経営に欠かせない数字をきちんと把握しているかなどの点が、評価の対象となります。
会社の規模が大きくなるにつれ、社長一人の力で会社を経営するには限界があります。
金融機関は、経営者を支える役員の構成、経営陣の能力、役員としての資質もチェックしています。
<求められる役員の資質>
①役員一人ひとりに経営能力があるか
②役員間に対立はないか
同様に、株主の資質も求められています。
〈求められる株主の資質〉
①株主と経営者の間に争いはないか
②法人株主がいる場合、親会社の決算に問題はないか
当たり前のことですが、働くヒトがいなければ会社は成り立ちません。
実際に事業活動を行っていくためには、従業員を雇うことになりますが、その際、「能力の高い人材が揃っているか、適材適所に必要な人材が配置されているか、社員全員が高いモチベーションを維持しているか」などの点も評価の対象になります。
一人の突出した能力よりも、組織としての強みをいかに発揮できるかが、事業成功の大きな鍵を握っているといっても過言ではありません。
組織としての競争力のことを組織能力といっていますが、組織能力とは、企業が固有にもっている有形無形の資源を組織として活用する力のことです。
組織として力を発揮している会社には、次のような特徴がみられます。
①自由に発言できる環境がある
②従業員に主体性がある
③チャレンジ精神がある
④チームワークがある
⑤社内に活気がある
⑥効率的に働いている
⑦従業員全員が同じ方向を向いている
⑧社内のコミュニケーションがスムーズである
⑨従業員間で情報が共有できている
⑩従業員が高いモチベーションを維持できる組織づくりがされている
組織能力は、会社の将来を予測する上で、とても重要な評価のポイントになっているのですね。
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