相談ダイヤル
0120-964-316顧問契約中のお客様はこちら
042-313-8364相談ダイヤル
0120-964-316顧問契約中のお客様はこちら
042-313-8364COLUMN
コラム
金融機関があなたの会社を評価するポイントは、「融資したお金がきちんと返ってくるかどうか」ということに尽きるといっても過言ではありません。
金融機関があなたの会社のお金について、どのように評価するのか、みていきましょう。
会社は、日々の経済活動を数字で記録し、1年間の結果を決算書にまとめなければなりません。
金融機関は、会社が作成した3期分の決算書をもとに同業他社と比べたり、あなた自身の過去の実績と比較したりして、あなたの会社の価値を評価します。
融資に際して会社の評価の対象になる指標は次の3つです。
①収益性
②財務の安全性
③成長性
収益性とは「儲かる体質の会社かどうか」ということです。収益性をみる指標として、「売上高経常利益率」があります。
会社が計算する利益のなかで、金融機関がもっとも重視する利益が経常利益。本業で稼いだ利益(営業利益)から、金融機関に支払う利息をマイナスした利益のことです。
つまり、売上高経常利益率は、会社の実力がはっきりわかる指標なんですね。
また、会社が儲かる体質かどうかをみるもうひとつの指標として、自己資本比率があります。この自己資本とは、会社の元手である資本金と、会社ができてから現在までの経済活動で獲得てきた利益の合計額です。
自己資本比率は、自己資本を総資本(会社がもっているすべての資産の合計額)で割って計算しますが、これが30%以上であれば、財務状況は健全であると判断されます。
財務の安全性とは、「会社の返済能力に問題はないか」とうことです。
余裕をもって支払いができているか、自転車操業をしていないかをはかる指標には、「流動比率」「当座比率」があります。
「流動比率」は、流動資産を流動負債で割って計算しますが、一般的に「流動比率」が200%以上あれば健全であるといわれています。
※流動資産/現金や売掛金、有価証券などすぐに換金可能な当座資産と、これから売り上げる予定の資産、および短期貸付金など1年以内に現金化される予定の資産
※流動負債/支払い手形や買掛金・1年以内に返済予定の借入金、従業員から預かった税金などの預り金など、すぐに支払わなければならない負債
前年度の決算書と今年度の決算書を比較して、成長性を評価します。なかでも金融機関が注目するのは、売上高と会社の実力を示す経常利益の伸び率です。
これらはいずれもプラスが望ましいのですが、売上高伸び率がマイナスでも、業態が変わったなどの理由で、経常利益伸び率がプラスになっていれば、問題はありません。
さて、今回ご紹介したのは融資の際に重視される指標のうち3つですが、金融機関が企業評価のために重視している項目は、これらに限りません。
金融機関は貸出を事業としていますから、その企業・事業に貸す価値があるかを、様々な角度からシビアに確認されます。
ただ確認のために使われる情報の形式は一般化されたものもあり、「融資獲得ノウハウ」によって融資可能性が高まるように対応できます。
実は当事務所でも、税務・財務サポートと合わせて、融資獲得サポートを行っています(「事業融資獲得支援」サービス)。
手前味噌ですが融資獲得ノウハウも豊富に蓄積し、数多くの融資獲得を実現してきました。
融資獲得のお悩みがあれば、相談先として当事務所も候補になりますので、ご検討くださいね。
※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。