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創業融資を起業に活かす

創業資金を調達しよう~創業計画書を作成する意味、メリット

融資を申し込むにあたっては、たくさんの資料、書類を用意しなければならないことは、前回ご紹介しました。
その中で、「創業計画書」は、意外にハードルが高いと感じている人も少なくないのでは?
会計や財務に関する知識もないのに、きちんとした創業計画書がつくれるのかと思うかもしれませんが、融資を受けようとするとき、実はこれがいちばん重要な意味を持っているのです。

◎事業計画書の意義

金融機関にとって、起業したばかりの会社に融資をするということは、いちかばちかの賭けのようなものといってもよいでしょう。
そのビジネスが成功するという保証も、貸したお金が戻ってくるという保証もないのですから。
どんなに小さな会社でも、事業を拡大していく過程では、設備投資のための資金も必要になってきますが、お金を融通できる組織が資金提供・融資の価値を検討する材料として、事業計画書が大きな意味をもってくるのです。

◎創業計画書は会社を評価するものさしである

企業まもない会社を評価するものさしは、創業計画書しかないといっても過言ではありません。
自己資金、社長面接と並んで、創業融資の三種の神器ともいえるものです。
金融機関は創業計画書から、どの程度の資金が必要で回収は可能なのか、事業の収益性や成長性、実現可能性を判断し、融資や投資の可否を決定します。
創業資金を融資してくれる金融機関は、いわば、あなたにとって最初の支援者ですから、共感が得られるような魅力のある創業計画書をつくれるかどうかが、ビジネスの成功を占う試金石となります。

◎起業にかける思いを見える形にするもの

・あなたがターゲットにしているお客様は誰か
・なぜそのビジネスを選んだのか、どんなゴールを目指しているか
・どのようにして目標を達成していくのか
・なによりも、なぜあなたの事業は成功するのか

こうしたメッセージを文章や図表、数字などを使って書面に表し、事業にかかわるすべての人に、同じ思い、同じ情報を共有するために作成されるのが、創業計画書なんですね。
創業計画書をつくることによって、独りよがりのビジネスプランになっていないかと検討することが大切なのです。

また、起業して5年も経つと、事業を始めた頃の熱い思いや夢をつい忘れがちです。
ビジネスは山あり谷あり。いつも順調とは限りませんよね。
もし事業に行き詰まってしまったときでも、創業計画書は5年後の自分に送るメッセージである。
そう考えることで、創業計画書の意味を更に実感できるはずです。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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