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コラム
会社や新規事業を立ち上げるとき、金融機関から融資を受けるために必ず通るのが審査です。
今回は、そんな審査に関する注意事項やポイントをまとめました。
新規事業や創業融資の審査では、主に以下のポイントが注目されます。
・「ヒト」=経営者の資質・組織力
審査を行う上で重要視されるのが経営者の資質です。
特に個人事業主や中小企業であれば、経営者の判断が事業の成否にダイレクトに影響を及ぼします。会計や経理といった、経営に欠かせない数字を扱うことができるか、事業を戦略的に展開できるかといった部分はもちろんですが、経営者の持つ信念やリーダーシップも評価を左右する要因です。
組織においては、従業員の配置が適切かどうかや、社員のモチベーション維持ができているかといった点も評価の対象となります。
・「モノ」=商品力
金融機関が注意深く見るのは、その商品やサービスに「マーケットにおける競争力」があるかどうかという部分です。品質や価格、機能面について独自性があり、他社競合と戦いながら長期的に利益を出し、顧客にとっての価値を生み出せるかという視点から評価されます。
・「カネ」=ビジネスの継続性・返済能力
そして、金融機関は「融資したお金がちゃんと返済されるか」という部分を非常に重要視して評価を行います。事業の収益性を考慮しながら会社の成長性を予測し、返済能力を見極めます。
前述したように、融資の審査は「ヒト・モノ・カネ」の3つの観点から総合的に行われます。
審査が通らない事業主は、簡単にいえばこの3つの観点において準備不足な部分があることや、将来的な成長性が怪しいということが原因です。
具体的に、「審査落ちをする事業主の特徴」をいくつか挙げます。
・自己資金が計画的に準備されていない
・経験と能力に乏しく、経営者としての資質に欠ける
・過去に税金やクレジットカード、ローンなどの滞納などがあり、金銭的な信用がない
・事業計画が不十分
・事業の収益性や競争力について、説明に説得力がない
・資金の使い道が不透明
特に創業融資の場合には、これまでの実績や経験も少ないケースも多いので、徹底的な対策を行うことが求められます。
何度も繰り返しますが、「ヒト・モノ・カネ」という審査で重点的に評価される部分を押さえながら、「審査落ちをする事業主の特徴」を一つずつ潰していくことで、審査が通らないことを回避するポイントが見えてくるはずです。
中でも、特に押さえて置きたいのは以下のポイントです。
・自己資金を十分に用意する
創業融資において、自己資金の割合は重要です。また、どのようにして自己資金を貯めたのかという部分も、経営者としての金銭管理能力を判断する材料になります。
・事業計画を入念に作る
言わずもがなですが、審査のメインはやはり事業についての話となります。客観的に見て収益性や将来性などが明確になるような資料作りが大切です。
・面談での振る舞いを準備する
審査では面談を通して経営者が信頼できる人物かどうかを見極めます。どのような質問にも説得力のある回答ができるように準備しましょう。また事業に対する熱意なども伝えることが重要です。
・専門家のサポートを受ける
事業計画書や審査については、初めてであれば大きな不安が伴うと思います。
事業の方向性や融資の面接対策などもプロである税理士へ相談することで、より完成度の高い計画書を作ることができ、審査を通過するための近道となります。
さきがけ税理士法人では、金融機関に信頼される決算書や事業計画書の作成だけでなく、創業支援も行っています。まずはご相談ください。