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コラム
さて、いよいよ定款を書いてみましょう。
定款の書き方には、これとって決まったフォーマットはないので、一般的な文書を作成するのと同じ感覚でかまいません。
ただし、定款は自社以外にも、金融機関や役所に提出することがあるおんで、ほかの人が見やすいように作成することは大切ですね。
一般的には、以下の要件で作成します。
●用紙の大きさは「A4縦」サイズ
●横書き
●文字の大きさは10.5~12ポイント
ワードソフトの場合、このくらいの大きさが見やすいのでお勧めです。フォントは通常であれば明朝体かゴシック体を使用します。
変更や訂正が簡単にできるので、パソコンやワープロソフトでの入力が便利。手書きでもかまいませんが、必ず黒インクのペンか黒ボールペンを使用してください。鉛筆書きは簡単に訂正されてしまうので不可です。
表紙をつけるかつけないかは自由ですが、あったほうが見栄えがいいですね。枚数がかさむため、あえて表紙をつけない定款も見受けられます。
定款の末尾には、手書きで氏名を書き、その横に押印します。記名押印は、パソコンなどですでに氏名が印字されている場合、その横に押印します。この場合の印鑑は実印を使用してください。周りや中の文字が欠けている押印、溝やほこりなどが入り、文字が判明しにくい押印、極端に薄い押印は無効になる可能性が高いので、気をつけましょう。押印する前に、試し押しをするといいですよ。
書類を綴じるときは、紙の左端をホチキスで2カ所留めます。定款のように複数枚におよぶ書類は、袋とじにしたほうが印鑑を押す場所が少なくてすむし、見た目にも重厚感が増しますね。袋とじをする場合は、文具店などで売っている製本テープを利用すると楽に綴じることができますよ。
また定款は差し替えや改ざんを防ぐために、各ページに契印が必要です。契印とは、文書が2枚以上にわたるとき、一体であることを示し、文書の抜き差しができないように印鑑を押すことです。
製本したあとで誤字、脱字、間違いに気づいた場合は、訂正箇所に二重線を引いて、正しい文章を二重線の上や隣などの余白部分に書き入れます。そこに訂正印として上または下の欄外に発起人全員の個人の実印を押します。さらに「○字削除 ○字加筆」のように削除した文字と書き加えた文字数を記入します。
また、訂正がない場合もで、公証役場に行ってからミスが見つかった場合、その場で修正できるよう、あらかじめ捨印を押しておくこともできます。
ただし、あらかじめ捨印を押しておくと、悪用される危険もあるので十分注意しましょう。