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コラム
今回は「財務分析」についてご紹介します。
人間は、体という資産をもち、たんぱく質やカルシウムなど様々な栄養を食事から摂り、体内に吸収して心身ともに成長していきますよね。会社も人や物や金などの資産をもち、事業によって利益を吸収して、資本金を増やしたり、株式を公開したり、資金を調達することで成長していくのです。
しかし、人間と会社には大きな違いがあります。それは「自然治癒力」の有無。人間の場合は、例えばケガをして放っておいても、時間が経てばいつの間にか治っているということも多々ありますよね。つまり自然治癒力があるのです。しかし会社には自然治癒力がありません。何か経営的に問題があって、それを放っておいてしまえば、それはどんどん大きな問題となり、ついには会社が倒産する原因にまでなってしまうこともあるのです。
私たち人間は、体の不調をできるだけ初期段階で発見するために、定期的に健康診断を受けますよね。健康診断を受けることによって、これまで気づかなかった体の不具合が発覚したり、最近何だか調子が悪いな…と思っていた原因が発覚したりということもあります。このように定期的に体をチェックすることで、人間は健康を維持し、問題なく成長していけるのです。
この健康診断は会社にも必要なこと。会社には自然治癒力がないので、健康診断で不具合を見つけたら、すぐに迅速かつ適切な治療をすることが大切になります。この健康診断の役割をするのが、ずばり「財務分析」なのです。
財務分析とは、損益計算書や貸借対照表などを材料として、会社がどのような経営状態にあるのかを監視するということ。会社に何か不具合が生じたら、治療の指令を出すのは経営者です。しかし財務分析以外にも数多くの役割を担う経営者は、時として異常を発見するにのに時間がかかってしまったり、時間のズレが生じてしまったりということもあります。それを日頃から積極的に補い、サポートするのが経理の存在。財務分析は経理の大切な仕事のひとつなのです。
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