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経理に役立つ簿記知識

「精算表」の作成と「決算書」の様式

◎「精算表」の作成

精算表は、決算整理手続きに入る前に作成した残高試算表に、決算整理を加え、貸借対照表と損益計算書を作るための表です。残高試算表、整理記入欄、損益計算書、貸借対照表の項目に分かれていて、それぞれ借方と貸方の記入欄があるものを「8桁精算表」といいます。記入方法の流れは以下の通りです。
①残高試算表から精算表に記入する
 ⇒ 残高試算表を、精算表の一番左にある「残高試算表」の欄に転記します。
②決算整理仕訳を整理記入欄に記入する
 ⇒ 借方、貸方とも合計を計算。それぞれの合計額は必ず一致するので、もし一致しない場合は記入間違いや計算間違いがあるので再確認します。
③整理記入欄へ決算整理仕訳を記入する
④損益計算書欄と貸借対照表欄を記入する 
 ⇒ それぞれの勘定科目について以下の作法で記入欄を変える。
   収益や費用に当たる勘定科目について、
    残高試算表の借り方+整理記入欄の借り方の和と残高試算表の貸し方+整理記入欄の貸し方の和の差分を取り、
    借り方が大きければ差分を損益対照表欄の借り方に記入、貸し方が大きければ差分を損益対照表欄の貸し方に記入する。 
   資産・負債・純資産(資本)にあたる勘定科目について、
    残高試算表の借り方+整理記入欄の借り方の和と残高試算表の貸し方+整理記入欄の貸し方の和の差分を取り、
    借り方が大きければ差分を貸借対照表欄の借り方に記入、貸し方が大きければ差分を貸借対照表欄の貸し方に記入する。
  また損益計算書と貸借対照表の当期純利益は必ず一致するので、もし一致しない場合は記入間違いや計算間違いを見つけるため再確認します。

◎「決算書」の様式

精算表が完成したら、損益計算書と貸借対照表の欄に記入された金額をもとに、それぞれの様式で損益計算書と貸借対照表を作成します。損益計算書と貸借対照表の様式には、「勘定式」と「報告式」の2種類があり、一般的に損益計算書は報告式で、貸借対照表は勘定式で作られています。
◇報告式の損益計算書
報告式の損益計算書は、収益と費用の発生原因ごとに上から順番に表示される様式で、収益と費用の発生原因ごとに、営業損益計算、経常損益計算、純損益計算に分かれます。
◇勘定式の貸借対照表
勘定式の貸借対照表は、左側に資産が、右側には負債と純資産が記載され、流動性配列といって左側は上からより早く現金化される順に、右側は支払いが早い順に記入される様式が一般的です。

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