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経理に役立つ簿記知識

会社における預金口座のメリットと種類

今回は会社における預金口座のメリットと種類についてご紹介します。

◎預金口座のメリット

私たちは個人でも普通預金をよく使いますよね。預金をはじめ、給料の振り込み、家賃や光熱費の自動引き落とし、ローンの支払いなど、その使用目的は色々あるでしょう。それと同じように、会社でも使用目的に応じて様々な預金口座を持っています。そして預金口座を使うことで会社の資金繰り、つまりお金がいくらあるのかが分かりやすくなるのです。預金口座のメリットは大きく分けて以下の4つがあります。
①現金取引よりも事務時間が短縮され、現金を持ち歩く危険性がなくなる
②通帳に取引が記載されるため、誤った金額を受け取ったり支払ったりした場合の間違いがすぐに分かる
③会社のすべてのお金の残高がすぐに分かる
④定期預金や定期積立をもっていると銀行などに対して傾斜の信用が得られ、借り入れする時にもスムーズに進むことがある

◎預金の種類

・当座預金…お金の出し入れが自由。引き出す際は原則小切手で行う。銀行が発行する当座勘定照合表で残高を確認する。唯一利息がつかない預金。
・普通預金…一般の個人も使っていて、お金の出し入れが自由。通帳が発行されるので取引すべてが記帳され、出納帳の代わりとしても使うことができる。利息は2月と8月につく。
・定期預金…あらかじめ預入期間を設定しておく預金。預け入れたら原則的に期間がくるまで出し入れはできないが、その代わりに利息が高くつく。
      中途解約すると満期で預けた場合よりも利息は低くなる。会社の信用となり借り入れもしやすい。
・定期積立…一定期間に何回かに分けてお金を預け入れて、預ける期間が過ぎたらまとめて払い戻しされる。積立期間が長いほど、利息は高くなる。

◎預金口座の注意点

経費を振り込む時や支払う時に、その分の金額がその口座にきちんとあるかは常に管理しなければいけません。特に当座預金は、手形や小切手の決済を目的としており、手形や小切手に記載されている期日にその額面金額が引き落とされる口座です。もし残高不足により決済されないと手形や小切手は不渡りとなり、半年に2回不渡りを起こすと会社は銀行取引停止ということになってしまうので、十分に注意が必要です。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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