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コラム
今回は、売上の計上と売掛金の注意点についてご紹介します。
会社は取引先などに商品を引き渡したり、サービスを提供したりした時に、売り上げを帳簿に計上します。この売上の計上時期は、税法で取引の内容ごとに具体的に規定が設けられています。
<計上時期の例>
・販売業…引き渡し基準 ⇒ 商品などを引き渡した時点で売り上げを計上する。
・サービス業…役務完了基準 ⇒ サービスなどの提供が完了した時点で計上する。
・建設業…①工事完了基準 ⇒ 建物などが完成した時点で計上する。
②工事進行基準 ⇒ 建物などの工事の進捗度に応じて計上する。
売上を計上した後に、もっとも大切なことは売上代金の回収です。回収方法には以下の3つの方法があります。
①商品などを引き渡したと同時に、現金や小切手で受け取る方法
②後日請求書を発行して受け取る方法
③事前に前受金として受け取る方法(場合による)
多くの会社は商品などを引き渡して、その代金を後日受け取る「掛け売り(売掛金)」をしています。売掛金の取り扱いは以下の通りです。
①毎月自社の締め日に得意先帳などから取引先ごとに請求額を集計します。
②得意先に請求書を発行します。
③期日を定めて代金を回収します。
掛け売りをすることで得意先や売上が増加するのはよいですが、売掛取引は十分な注意が必要になる取引です。例えば取引先が倒産してしまった場合には、本来入るはずのお金が入らないことで自社も連鎖倒産してしまう可能性が高くなり、危険性があるのです。売掛取引をする取引先については、常にその経営状況を注視しておく必要があります。
そして経理は、取引先の支払いが期日通り入金され、請求通りの金額が確実に入金されているか慎重に管理しましょう。もし支払われていないなどの事態が生じた場合、営業部門への確認、取引先への確認や督促などを行います。また入金が何度も滞る取引先は、特に経営状況を注視して貸倒れなどが起きない様に対応しましょう。
※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。