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経理に役立つ簿記知識

経営における簿記の役割を知ろう!

◎「簿記」って何?

事業者の経営には簿記が欠かせません。この簿記とはいったい何でしょうか。簿記とは、簡単にいえば「一定のルールに従って、お金やもの出入りを帳簿に記録し、計算・整理すること」です。どんな事業者でも、共通の目的はずばり「少しでも多くの利益を出すこと」ですよね。簿記をしっかりと行っていれば、その事業が日頃どれだけの利益を出しているのか、または損をしているのかが分かります。そうすれば、前月よりどれだけ売り上げが上がったか?はたまた前年同月と比べてはどうか?などということもすぐに分かります。経営状況をしっかりと把握するためにはとても大切なことですよね。

◎簿記から年1回の「決算書」を作成する

簿記は年1回の決算書を作成するための記録です。決算書はいわば学校の成績表のようなもの。成績が悪い科目は少しでも強化を図るし、成績の良い科目はより伸ばして自分の強みにしますよね。それと同じように、経営者は決算書によって経営の現状を把握し、これから先の戦略を決めていくといった、とても大切なものなのです。決算書は「損益清算書」と「貸借対照表」の2種があります。
<損益計算書>
その事業者にどれだけの利益や損益があったのかという、いわば経営成績を記した書類。
<貸借対照表>
その事業者にそれだけの財産や借金があるのかという、いわば財政状態を記した書類。

◎事業者それぞれの「会計期間」

年1回の決算書を作成することを「決算」といい、そのための決まった一定期間を「会計期間」といいます。事業者はそれぞれ、1年間の会計期間の開始日となる「期首」、終了日となる「期末」または「決算日」を決めます。法人の場合は期首と期末は任意に決められますが、個人事業の場合は期首が1月1日、期末は12月31日と決まっています。会社では期末月は決算書作成のために特に経理が忙しくなったり、営業は最後の追い込みと売り上げの回収に奔走したりと、まるで世間でいう1年の締めくくりの師走のような忙しくなることが多いのです。

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