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経理に役立つ簿記知識

会社の経費を削減する目的と考え方

企業を経営するうえで大事なことのひとつとして挙げられるのが「いかに利益を生み出すか」です。利益を生み出すためには、売り上げを多く上げ、経費を少なくすることが求められます。そう、経費を見直すことも、利益を生み出すことにおいては非常に重要なことです。

だからといって、考えなしになんでもかんでも経費を削減する……ということはもちろん正しくありませんし、そのようなことをしていれば売り上げにも影響が出かねません。まさに本末転倒といったところでしょうか。


こういった事態にならないためにも、支払うべき経費を削減すべき経費を見極めることが大切です。経費削減をする本当の目的は何か、またその考え方について改めて見直してみましょう。

◎経費削減するうえで一番大事なことは?

経費を削減するうえで忘れてはいけないことは、「経費削減はあくまで手段であり目的ではない」ということです。つまり、「利益をより伸ばす」という目的の手段として「経費削減」という方法でなければなりません。当たり前のことではありますが、経費削減を追求するあまりこの最も基本的なことを忘れてしまう経営者は少なくないのです。そもそも、経費は無駄に支払っているわけではなく、企業が売り上げを出すうえで欠かせない「費用」のこと。それを忘れてしまえば、上げられる利益も上げられなくなります。

しかしながら、経費削減が重視されるは利益に直結することもまた、事実です。企業における利益は売上から経費を差し引いたものですから、経費が積み重なっていくことは利益の低下につながります。


結局のところ大事なことは、自社にとって「不要な経費を削減する」ことです。そして削減した経費を単に「利益」として置いておくのではなく、別の事業や業務効率化、社員の働きやすさの向上に回すことにより、より売り上げを上げられるように使う。そしてしばらく経ってまた経費を見直し、不必要な経費を削減する・・・この繰り返しが、会社の健全な成長につながるのではないでしょうか。

◎まずは現状をしっかりと把握する

さて、「不要な経費を削減する」と前述しましたが、ある経費が”不要”か”必要”かを判断するためには、まずは現状をしっかりと把握することからスタートしましょう。経費が必要か不要かを整理するためには、経費全体の内訳を入念に見直すことが必要ですし、全貌を把握するためには財務諸表を参考にする必要も出てきます。

また、不要か必要かは往々にして一概に判断できるものではありません。「どちらの方がより効果的か」「まず削減するべき経費は何か」こういった観点を忘れることなく、経費に対して優先順位をつけ、実際に経費削減を行うにあたって無理のない計画を立てることも大事です。


必要な経費、優先度の高い経費は企業やそのビジネスモデルによって異なります。経費削減を行う前には、削減したことによる業務効率の低下や機会損失といったリスクを検証することが必要です。ときには専門家に相談しながら、自社に最適な経費削減計画を立てるようにしましょう。

経費削減は売上を増価させる以上に、短期間で利益を向上させることができます。しかしながら、度を越えた、必要以上の経費削減は従業員のモチベーション・パフォーマンスの低下を導く事にもなり、ひいては売上の低下にもつながります。「なぜこの経費を削減するのか」「本当にこの経費は削減していいのか」自問自答を繰り返すことが適切な経費削減につながり自社の本来の価値が見えてくるとともに、さらなる利益が生まれるのではないでしょうか。

さきがけ税理士法人では、財務コンサルティングサービスをご用意しております。税務相談を通じてさまざまな企業の売り上げ向上、コスト削減に貢献した実績を活かし、経営計画のサポートを行いますので、お気軽のご相談ください。