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コラム
レスポンスが速い組織というのは、税理士事務所にかかわらず、おおむね業績が良いといえるでしょう。これはお客様を待たせないというシステムが組織内でしっかりとできあがっているからです。
連絡して24時間以内に折り返しの連絡がない人は、よくない税理士だといえます。
考えてみてください。24時間以内に折り返しの連絡がないということは、かなり怖いことだと思いませんか?
たとえば、あなたの会社に税務調査が入ったとしましょう。あなたはすぐに税理士事務所に電話をかけます。
あなた「先生はいらっしゃいますか?大変なんです、税務調査が入ったんです」
事務員「いま、外回り中なので、伝えておきます」
あなた「いつ連絡がつきますか?」
事務員「それは…とりあえず伝えておくとしか…」
こんな事態を避けるためにも、ふだんからの連絡を密にしておくことは重要です。
もっとも本当に優秀な税理士なら、税務署調査の連絡が会社に入ったら即答を避けて「顧問税理士に確認してから、税務調査の日を…」と回答するよう、経営者にしっかりと教えているはずなのですが…。
今は携帯電話やメールでいつでも連絡が取れる時代です。顧客第一主義をとっている税理士なら、最初に名刺を渡すときに携帯電話の番号を書き添え、「緊急時には携帯に直接ご連絡ください」などひとこと言ってくれることもあるでしょう。
しかし、ただレスポンスが速ければそれでOKということではありません。
たとえば、難しい内容の質問をしたときに、「それは無理です」などと即答されたとしたどうでしょう?
そのような返答をされた側は「もしかして、面倒だからよく考えもせずに、無理と返答しているのではないか?」など疑ってしまうこともあるでしょう。
いい税理士は難しい案件に答えるとき、「少し調べてからお答えしますので、2~3日いただいてもよろしいでしょうか?もちろん社長様の業務に支障がでないようにできるだけ早くしますので」というような返答をするはずです。
つまり、必ずしも即答するのがいい税理士だとは限らないということ。
緊急時にはレスポンスが速く、難しい案件の場合にはじっくりと調べる。そのような態度をとる税理士こそ、いい税理士であると言えるのです。
ちなみに、今顧問税理士はいらっしゃいますか?また、今の顧問税理士さんは満足いくサポートをしてくれていますか?世の中には多くの税理士事務所があるので、もし確定申告や決算といった特定の分野について不安や不満があれば、別の税理士事務所に単発で依頼をしてみるのも一つの方法です。例えば当事務所では、サラリーマン大家さんやアフィリエイターさん、個人事業主さんの確定申告を単発でまるっと代行するサービスがあります(「確定申告・丸投げ対応」サービス)。「今年の確定申告はいつにもまして間違いないよう、税額が適正になるようにしたい」などの思いがありましたら、お役に立ちますのでご相談くださいね。