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コラム
税務や会計の世界では、一般の人が知らない専門用語が多くあるものです。
税理士が顧問先に、月次決算や申告などの説明をする際には、どうしても専門用語が口から出てしまいがち。
また、専門家は言葉を省略してしまう傾向も見られます。
たとえば「販売費及び一般管理費」というべきところを「販管費」といったりします。これでは一般の人はよくわかりませんよね。
専門用語を経営者にもわかるように、かみ砕いて説明してくれたり、他の用語に置き換えて伝わる努力をしてくれるのが、いい税理士です。
ではここで<わかりやすい説明>をしてくれる税理士かどうかを見分けるのに、いい質問の例を一つご紹介しましょう。
それは税理士に「流動比率ってなんですか?」と聞いてみること。
もちろんあなたは、あらかじめ流動比率に対して調べたりしなくてもいいのです。この質問の目的は、「流動比率をまったく知らない人」に対して、専門用語を使用せずにどこまで意味を理解させることができるか、をみることだからです。この言葉を1分以内で、あなたが理解できるようにしっかりと説明できない税理士は、新規にしろ継続にしろ顧問契約の判断はみおくってもよいと思われます。
ちなみに、流動比率とは“会社の安全性を見る体表的な指標”のこと。
自社の賃貸対照表を見てみてください。
流動資産、流動負債という項目があると思います。内容はわからなくていいので、流動資産÷流動負債を計算してみてください。
この数値が「1」かそれ以上ならば、借金に対して、同額以上の現預金(または現金化が容易な試算)を持っていることとなり、会社は”返済能力”がある健全な会社だということがわかります。
いまある現預金やこれから入ってくるお金と、これから出ていくお金の比率をみるもので、この数値によって、短期的にキャッシュに行き詰まってないか、根拠を示すことができます。
いかがでしょうか?なんとなくわかってもらえたでしょうか?
要はなにも知らない人に対して、できるだけ専門用語を使わずに、説明してくれるのがいい税理士だということです。
経営者に対して「会計」と「税務」の重要性をわかりやすい言葉で知らしめ、会社の業績に対して、間接的にでも貢献していくところに税理士の社会的意義があると思います。