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コラム
前回は、補助金の申請書の項目の中から「市場規模と競合」の書き方の、データの探し方についてお伝えしました。今回は、競合の分析方法についてご紹介します。
市場の分析と同様、競合の分析はとても重要です。この世の中どんな商品やサービスでも、単独で存在しているわけではなく、ライバル企業との激しい競争に常にさらされています。よって、ライバルの商品やサービスの特徴や販売戦略などをしっかりと分析し、自社の商品やサービスの特徴や販売戦略を考える必要があります。そしてその作業こそが、ライバルの商品やサービスとの差別化や付加価値につながるのです。事業成功のカギは「消費者にとって自社の商品やサービスが魅力的に映るかどうか」になります。
競合の分析をするためには、まず競合の具体的なリストアップが必要になります。競合を調べていれば、自社に都合の悪いようなライバル企業も出てくるかと思います。時々「このライバル企業名を出すと、自社が不利になる可能性があるからリストから外そう」と考えてしまう申請者がいますが、それはぜひやめて下さい。その理由は以下の2点があります。
①審査委員をごまかすことはできない
競合はインターネットなどでも簡単に検索することができます。もしメジャーなライバル企業がリストに載っていなければ、故意に隠そうとしていることは明白になってしまいます。すると、その時点で申請書全体への信頼は失われてしまいます。
②事業失敗の原因になりうるか
仮に、ライバル企業をリストから故意に外し、審査委員をうまくごまかして採択されたとしましょう。すると大変なのはその先です。事業を実施するのは申請者で、ライバル企業の存在を隠して練った計画が成功する可能性は、どれくらいあるのでしょうか。結局ライバル企業との競争に負けてしまえば、一番ダメージを被るのは申請者自身になってしまうのです。
競合をすべてリストアップしたら、次は競合の具体的な説明をするために一覧表を作成します。一覧表にすれば、分かりやすく比較もしやすくなります。項目は以下を参考にしてみてはいかがでしょうか。ポイントが分かりやすいよう、簡潔にまとめることが大切です。
・既存商品名 → 製造会社やメーカー名と商品名
・既存商品写真 → 写真を添付すると分かりやすい
・特徴 → 型や定価、商品説明や売れ行き具合など
・問題点 → 商品のデメリット、機能や性能の有無など
※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。