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コラム
今回は、補助金申請書をより分かりやすくするための心構えをご紹介します。
以前、審査委員は大学教授や研究所長、大企業の役員やコンサルタントなどの知識人であるとお伝えしました。よって「どうして審査委員を素人と意識するのか?」と疑問をもたれることかと思います。確かに、審査委員はある特定の分野では最高の知識と経験を持っています。しかし、補助金はあらゆる分野の企業が申請します。いくら審査委員でも、あらゆる分野に等しく詳しい人などいません。よって基本的には「素人」だと意識して、申請書を作成すべきなのです。
審査委員は「素人」と意識するのに対し、申請者は「玄人」だと意識するのは、いささか傲慢なようにも感じてしまいます。しかし、この心構えは決して間違ってはいません。申請者はその分野での長い経験と知識をもっています。そのプラス要素である長い経験と知識は、時として分かりやすい申請書の作成にマイナスに働いてしまうことがあります。つまり、玄人目線で作成された申請書は、素人である審査員によっては「分かりにくい、不親切な申請書」と判断されてしまうかもしれないのです。
「分かりにくい、不親切な申請書」とされてしまいがちなものに、「業界用語が当たり前のように使われている」ということがあります。申請者は悪気なく当たり前に、無意識に使ってしまう業界用語でも、審査委員によっては何のことかさっぱり分からない…という可能性も十分にあるのです。そして「分かりにくい、不親切な申請書」は以下のような負の連鎖も起こしてしまうこともあります。
・審査委員のプライドが許さない → 審査委員は自身の高いプライドをもって審査に挑むので、分かりにくいと嫌悪感や強いマイナスイメージにつながります。
・内容に勘違いが生じやすい → 審査委員は分からないことを自身の知識と経験で自己流に解釈しようとするので、内容に勘違いが生じることがあります。
・読んでもらえない可能性がある → 審査委員は多忙なうえ短時間で多くの申請書を読まなければいけないので、内容が分かりにくい場合は読むのをやめてしまうかもしれません。
※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。