COLUMN

コラム

事業成長への補助金・助成金活用

実は知られていない!?補助金のマル秘テクニック

今回は、実はあまり知られていない補助金のマル秘テクニックを2つご紹介します。

◎間接的に補助金のメリットを受ける

間接的に補助金の恩恵を受けるとは、簡単にいうと「自社(A社)が表に出ず他社(B社)に補助金を申請してもらい、自社に発注してもらう」ということです。こうすることにより、間接的にA社がB社の補助金のメリットをうけることができます。しかし、この方法は以下のような注意点があります。
・B社が発注する際には、必ず見積りをとる必要があります。
・A社が受注できるかどうかは、確実ではありません。
・1社発注する場合には、B社は選定理由書を提出して許可を得る必要があります。
よってこの方法は、A社は価格競争力に自信があるか、他社ではつくれないなどで1社発注が客観的に正当であるような場合のみに利用できます。また、あくまでも正々堂々と行うことが重要です。当然のことながら、A社が受注することを予め決めておくことはできず、受注できるように努力するというところが限界です。一歩間違えると不正受給につながりますので、ご注意ください。

◎要件に当てはまる企業とグループを組む

例えば、都道府県の補助金は、普通その都道府県に主たる事業所がある企業、またはグループ以外は申請できないようになっています。しかし、早々と「自社はその都道府県に関わりがないから無理だ」と諦めてしまうことはありません。それでも補助金を受ける方法として、「その都道府県の企業とグループを組む」というのがあります。通常グループでの申請は、半分以上の企業がその都道府県にあればよいことが多いのです。よって自社がその都道府県に関わりがなくても、補助金を受けることが可能になります。


このように、要件が自社に当てはまらない場合でも、補助金を受けることができる可能性があることも多く、当てはまる企業とグループを組めば解決できるのです。他社とグループを組むのは簡単ではありませんが、グループでの申請はそれだけ評価されやすい傾向がありますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。