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経理に役立つ簿記知識

請求書と領収書①発行の流れについて

今回は、請求書、領収書の発行の流れと注意点についてご紹介します。

◎「請求書」と「領収書」とは?

会社が発行する数多くの書類の中で、大切なもののひとつが「請求書」と「領収書」です。
・請求書…取引先に商品を売り、その代金の支払いを求めるための書類です。自社で決められている締め日(20日、25日、末日など)を基準にして発行するのが一般的です。
・領収書…取引先から正確な入金を確認した時点で、取引先に発行する書類です。

◎発行の流れ

請求書、領収書の発行の流れは以下の通りになります。
<請求書>
①相手先、請求の日付、商品代金、自社名と住所、口座番号などを正確に記入する。
②相手先に送った請求書は必ず自社でも1部保管する。
③請求した金額と同じ金額が指定の日までに入金されているかを確認する。されていなければ相手先に連絡して再請求する。
<領収書>
①正確な入金確認ができたら、領収書を取引先に発行する。
②収入印紙を忘れずに貼る。
 ⇒ 受取金額が3万円未満の場合は非課税なので収入印紙は不要だが、それ以上の金額の場合は受取金額によって収入印紙の金額が異なるので注意。
   (例えば受取金額が100円以下なら200円の収入印紙)
②相手先に送った領収書は必ず自社でも1部保管する。

◎発行の注意点

請求書や領収書は正確に管理、保管するために、以下のことに注意しましょう。
・通し番号をつけて管理する…相手先の信用を失う二重発行等を防ぐため。
・得意先元帳を作成、個別に管理する…発行を忘れたり遅れたり、金額を間違えることを防ぐため。

◎管理が悪いと相手先の信用をなくすことも

請求書や領収書のなどの取引書類は、管理が悪いと取引が滞ったり、相手先に迷惑を掛けて信用をなくしてしまうことにもなりかねません。信用をなくせば、今後の取引がなくなったりと売上等に大きな影響を及ぼしてしまいます。そのようなことがない様、経理でしっかりと正しい管理をしていくことが大切です。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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