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創業融資を起業に活かす

「創業計画書」の書き方~「仕入先と外注先」「収支計算書」

会社を立ち上げるためにさまざまな戦略を考えてきたと思いますが、それも一度きりの成功になってしまっては意味がないです。
会社にとってもっとも重要なのは、存続していくことだからです。

一般的に「創業計画書」には、仕入先や外注先を具体的に記載するようになっていますが、これは、事業の支援者に対して、継続的に売れる仕組みづくりができているかどうかを示すためという目的があります。

◎仕入先、外注先に記載すること

「仕入先・外注先」の欄には、商品や材料をどこから仕入れるのか、また、誰に制作を依頼するのか(外注)を記載します。
仕入ルートが確保できていることを示すとともに、金融機関に対して、どの程度の運転資金が必要かと提示する目安にもなるからです。

◎収支計算書の作成方法

一年の間にいくら儲かったか、または損をしたかを集計したものが、「収支計算書」です。
作成の方法は簿記や会計の知識は必要ありません。どの支払いをどの経費項目にあてはめるかを常識の範囲で考えれば十分です。
収支計算書には、会社の資産となるものや、負債(借金)になるものは含めないことになっています。
また、収支計算書は、2つの費用(「売上原価」「その他の費用(販売費および一般管理費)」)、2つの利益(「売上総利益」「営業利益」)に分けて表示します。

収支計算書を作成する際には、売上と費用を必ず紐づけることがポイントです。
たとえば商品を購入したが、まだ売れずに手元にあるならば、費用として認識することはしません。
また、設備などを購入したときは、「減価償却」という方法をとり、売上と費用を正しく対応させます。

 ※減価償却とは
  たとえば、看板工事や厨房設備など高額な資産は、購入した年に1度に費用として処理せず、
  それらの資産が売上に貢献する期間、少しずつ按分して費用に計上するという考え方。

◎収支計算のルール

収支計算書を作成するうえで押さえておきたいのは、上記でも述べたように、たった1つ。「会社の資産になるものや負債になるもの、資本金などは含めない」ということだけです。
収支計算書とは、売上から費用を差し引いた「利益を計算するもの」だからです。
これから購入予定の設備品、公庫から借り入れる予定の資金、代表者自らが出資した資本金も、収支計算書の作成には関係ないということですね。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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