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事業成長への補助金・助成金活用

認定計画「実行」の重要性

今回は、認定計画を実行することの重要性についてご紹介します。

◎法認定は「実行」が大前提

実は法認定では、実行しないと分かっている計画で認証を取るという例があります。なぜそんなことがあるかというと、法認定は補助金と違って計画を立てた段階で承認されるものですので、もし計画通りに行かなかったり、計画を実行しなかったからと言って、承認を取り消されたりしないからです。よって、それを逆手にとってこのような例も起きるのです。
この場合の目的の多くは、補助金や委託費の獲得、信用保証の特例の利用、公的融資などが考えられますが、もちろんこのような事態を回避するために、以下のような規制がなされています。

◎規制①補助金の計画と法認定の計画は一貫している必要がある

補助金等は、法認定計画を実施するための支援措置ですので、もちろん法認定計画のためにしか使えません。

◎規制②資金使途が限定されている

法認定の支援策で調達した資金は、法認定計画実施のための事業資金に使途が限定されています。よって既存事業の運転資金などに流用することはできません。

◎段階的な資金調達

一度に多額の資金を調達するのではなく、必要なタイミングで必要な資金を調達するのが基本です。金融機関は、計画の進捗を確認しながら、段階的に融資をします。反対に言えば、計画通りに進んでいないと融資してもらえないということになります。
もちろん、実際に認定計画を実行してみたら、計画とは違ってしまったということもあるかと思います。よって認定計画は絶対に変更できないというわけではありませんが、変更するにはそれなりの説明が必要になります。納得できる説明ができなければ、計画がいい加減なものであったという照明になってしまうので、実行は慎重に行う必要があります。

◎つまり、実行しないと分かっている計画で認証を取った場合には・・・

実行しないと分かっている計画で認証を取った場合、事実上のほとんどの支援策が利用できなくなってしまいます。よって法認定を取ったメリットが何もなくなってしまいますので、法認定は決して取ってさえしまえばいいというものではありません。法認定を取った後の実行が大切になってくるのです。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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