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事業成長への補助金・助成金活用

設備投資系補助金と委託費とは?

今回は、最近人気の高い補助金、「設備投資系補助金」をご紹介します。

◎設備投資系補助金とは?

設備投資系補助金とは、省エネや日本の産業の競争力強化を目的とし、それを達成する手段としての設備投資を補助するものです。エアコンやLEDの入れ替え費用(設備費+工事費)の1/3を補助するものや、製造業の生産設備の新規導入費用の1/2を補助するものなどが代表的です。

<エアコンやLEDの入れ替え費用に関する補助金>
この補助金は、補助金と助成金の中間的な性質をもっています。倍率は2倍程度が多く、難易度は中位です。採択されてから提出する書類の作成に非常に手間がかかる面があります。募集期間は1カ月程度で、上限金額が大きいものが多いですが、補助率が低い(1/3程度)のも特徴です。

<製造業の生産設備の新規導入費用に関する補助金>
この補助金は、単に設備投資をすればもらえるというものではなく、設備投資をすることによりいかに生産性が上がり、日本としての競争力強化に役立つか、また日本全体に貢献できるかということが問われるものです。エアコンやLEDの入れ替え費用に関する補助金と比べて、補助率が1/2~2/3程度と高めで、金額も1000万円程度の少額から数億円と比較的大きいものまであるのが特徴です。

◎委託費とは?

委託費とは、国から事業を委託される費用のことです。補助金と類似していますが、一番の違いは補助率です。補助金では普通100%補助ということはありませんが、委託費は100%、つまり自己負担がゼロなのです。以下は補助金と委託費の違いです。

<補助金>
 ・性格…補助(一方的な助成的性格)
 ・実施団体…補助事業者(国から特定の事務、事業に対し、国家的見地から公益性があると認め、その事務事業の実施に資するための反対給付を求めることなく交付される金銭的給付)
 ・補助率…1/3、1/2、2/3など
 ・配分決定…交付決定
 ・配分先…機関、グループ、個人等
 ・資産の帰属…補助事業者(利用、処分等について制約あり)
 ・知財の帰属…補助事業者

<委託費>
 ・性格…双方の合意(対価的性格)
 ・実施団体…国または自治体(国の事務、事業等を他の機関または特定の者に委託して行わせる場合にその反対給付として支出する経費)
 ・補助率…100%
 ・配分決定…委託契約締結
 ・配分先…機関
 ・資産の帰属…国(事業終了後は無償賃代または買取あり)
 ・知財の帰属…国(一部は委託先に帰属)

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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