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記帳や給与計算など経理実務の基礎知識

経理に必要な資料~自分で作成するもの【経理の資料編】

経理の仕事の中で、現金出納帳や預金出納帳、売掛帳 買掛帳などの作成は、基本的なものですが、仕事に慣れてきたら、スキルアップを目指しましょう。
具体的には、基本的な資料をもとに、「総勘定元帳」「残高試算表」「決算書」「資金繰り表」を作成します。

パソコン会計の場合には、現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳を入力すれば、経理の資料作成は終了したようなものです。
自動的に集計されるので、改めて作成する必要はありませんが、経理担当者たるものそれぞれの資料の意味や関連性を把握してしかるべきですので、それぞれみていきたいと思います。

①総勘定元帳

会社のすべての取引の履歴が記帳されているのが、「総勘定元帳」です。
取引をしたすべての勘定科目について、勘定科目ごとに作成します。
手書きの帳簿の場合は、現金で支払ったのであれば現金出納帳から、口座振替ならば預金出納帳から水道光熱費を探し、「水道光熱費」の総勘定元帳へ転記します。

パソコン会計では、現金出納帳や預金出納帳で水道光熱費と仕訳したものは、自動的に総勘定元帳の「水道光熱費」に反映されるようになっています。

②決算書

「貸借対照表」「損益計算書」「株主資本等変動計算書」「個別注記表」から構成されているのが「決算書」です。

ある期間ごとに区切った事業年度ごとに作成し、会社の財務状況を表しています。
中間決算と年次決算(本決算)があるので、まずは自分の会社の決算日を確認しておきましょう。

●決算業務とは?
決算書を年に一度作成し、決算日の翌日から2カ月以内に決算書および確定申告書を税務署に提出。
申告期限までに税金を納付することをいいます。
(例)決算日が3月31日であれば、申告期限は5月31日となります。

③資金繰り表

資金繰り表とは、将来のお金の残高を計画したもののことをいいます。
ひと月ごと、四半期(3カ月)ごと、半期ごと、1年ごとに作成します。
会社の規模が大きくなったり、大きな設備投資を予定しているときなどには、3年計画を立てる場合もあります。

●資金繰り表を作成する目的とは?
1)会社の資金がショートしないようにする
2)設備投資する際の借入(融資を受けること)をする計画を立てる
3)増資(基本金を株主から集めること)の計画を立てる


それぞれの資料の意味や目的、関連性が理解できるようになると、経理の仕事の幅も広がってきます。
責任もって行えるようにしっかりと覚えておきたいですね。

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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