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創業融資を起業に活かす

「創業計画書」の書き方~「取扱商品・サービス」をアピールする

創業計画書の中で、取扱商品やサービスについて、どの程度まで詳しく書けばいいのか、さじ加減が難しいところでもありますね。

たとえば、飲食店をオープンしようとしていたときに、店の商品について、「和食とイタリアンを融合させた新創作料理」と書くだけでは具体的ではないのでは?と悩むかもしれません。
かといって、すべてのメニューを書き出すわけにもいきませんよね。
商品やサービスのセールスポイントは、どんなことをどのように書けばいいのでしょうか。

◎起業に最も大切なもの

予算に限りのある小規模な起業の場合、商品やサービスの良し悪しが事業成否の鍵を握っているといっても過言ではありません。
モノがあふれ、インターネットの発達で情報があふれる現状を見ると、優れた商品にまさる販促ツールはないことを実感しますね。
小さな起業家であるあなたが成功するためには、とことんモノにこだわることしかないと断言してもいいでしょう。

◎取扱商品・サービスには何を書く?

複数の商品を扱う場合、創業計画書に記載する「取扱商品・サービス」欄には、売上に占める比重が高いものから順に記載していきましょう。

①商品・サービスの名前
聞いただけで商品やサービスの特徴を連想できるネーミングを考えることが、売上にもつながります。
商品名、ブランド名はお客様の購買動機に影響を与えるものだからです。

②商品・サービスの内容
ここを記載するには、まず、「誰に、何を、どうやって売るのか」を書き出してみましょう。
・あなたの商品を買って(利用して)メリットを受けるのは誰か
・そのターゲットに対し、どんなメリットを提供できるのか
・どうやって、お客様にそのメリットを甘受してもらえるか

目に見えるスペックを記載するだけでなく、商品がお客様に与えるメリットを明確にすることも大切ですね。

③商品・サービスの値段
値段は、お客様が商品やサービスを購入する動機付けに、最も影響を与えているものです。
起業にあたり、最初に、決めておかなければならない方向性は、これから提供しようとしている商品が、低価格なのか、高価格なのかということなんです。
この最初の一歩を間違えると、その後の販売戦略がすべてちぐはぐになります。
また、高過ぎると他社に対する競争力を失うし、低すぎれば自社の利益を損ねることになってしまいます。
値段の設定は、次の3つの方法を総合的に検討して行うとよいでしょう。
 a)コストを上積みして決める
 b)同業他社との比較で決める
 c)お客様のコストに着目する

※記事に含まれる情報は、記事作成時点のものとなります。

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