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会社設立の流れと設立書類ひな形

取引金融機関を決めて、口座を開設する ~会社設立が完了したら事業開始のための手配をしよう~

ここまでで無事に会社をつくることができましたね。次は会社の運営を始めるための準備です。大きく3つありますが、まず1つ目はメインとする金融機関を決め口座を開設することです。

金融機関にはどうのような種類があるのか見てみましょう。

◆都市銀行
 大都市に本店を置き、全国規模でサービスを行っている銀行です。
◆地方銀行
 各都道府県に本店を置き、各都道府県内の地域経済を中心にサービスを行っている銀行です。地方銀行は自治体の制度融資に積極的で、地域の情報に強いことが特長です。
◆ネットバンク
 実際の店舗はほとんど持たず、インターネットを通じてサービスを提供している銀行です。人件費や店舗費用が少なく済むので、預金利息が高く、手数料が安いことが魅力的。
◆信用金庫
 主に中小企業や個人を対象としていて、会員になるには営業区域内に住んでいる、営業区域内の会社に勤めているなどの条件があります。独自のサービスを行っているところも多く、きめ細やかな対応がウリです。
◆信用組合
 組合員に経済的地位向上を目指している非営利の金融機関です。原則として預金も貸付も組合員に限られます。

それでは、金融機関はどのように選んだらよいのでしょうか。
◆利便性から検討
 つきあいのある金融機関がなかれば、とりあえず、近くの金融機関に開設するのも1つの方法です。
◆ネットバンクサービスがあるかどうかを確認
 ネットバンキングが使用できると、夜間や休日に振込ができ、わざわざ支店やATMに行く必要がなくなるので、作業効率を考えるとたいへん便利ですね。
◆サービス面から検討
 担当者が会社にまめに来てくれて、きめ細やかなサービスを提供してくれるか、困ったときに親身に相談にのってくれるかという点では、信用金庫、信用組合がお勧めです。
◆管理面から検討
 取引銀行は最初は1行から始めて、企業の成長とともに増やしていくのが理想的です。
◆資金調達(融資)面から検討
 借り入れを考えるなら、はじめは地元の信用金庫と取引開始し、成長にあわせて、複数の金融機関(メガバンク、地銀)とも取引を増やすことで、競争原理が働き、有利な取引ができるようになりますよ。

会社の口座開設の際には、次の書類を用意しましょう。

【登記完了後に準備】
 ●登記事項証明書
 ●認証を受けた会社の定款のコピー
 ●会社の印鑑証明書
【事前に準備】
 ●法務局へ届け出済みの会社実印
 ●銀行印に使用する印鑑
 ●代表者本人や来店者の身分証明書

※記事に含まれる法令等の情報は、記事作成時点のものとなります。法令等は随時変わる可能性がありますので、本記事を実務に生かされる際には最寄の税務署か税理士へ確認してください。

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