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経理に役立つ簿記知識

年末調整について③書類の記入例

前回は還付・徴収と必要な申告書類についてお伝えしましたよね。今回は書類の中でも「所得税源泉徴収簿」と「領収済通知書」の記入例についてご紹介します。

◎「所得税源泉徴収簿」の記入方法

所得税源泉徴収簿の記入例をご紹介します。下記の①や②などの数字は、実際に所得税源泉徴収簿の各枠に割り振られている数字ですので、実際の所得税源泉徴収簿を参照しならがら書き進めていきましょう。
1…左側の給料・手当等欄に、月々の給与の支払額や社会保険料等の額、その差額を記入する。
2…左側の給料・手当等欄に、月々の給与から差し引かれている源泉所得額を記入する。
3…左側の給料・手当等欄、賞与等欄の①③④⑥の計算して出た金額を、それぞれの書面の右側にある欄の所定の位置に記入する。
4…右側の扶養控除等の申告欄に、配偶者控除をしたかどうか、扶養家族の数を記入する。
5…3で計算した金額を、右側の年末調整欄の上部のそれぞれの欄に記入し、計算する。
6…左側の給料・手当等欄、賞与等欄の社会保険料等の控除額の列にある②と⑤を合計した金額を、右側年末調整欄の⑩に記入する。
7…右側の年末調整欄の年調年税額㉒から、給料と賞与で徴収していた源泉所得の合計額⑧を差し引き、その金額により「超過」または「不足」の金額を記入する。

◎「領収済通知書」の記入方法

1…左上に実際の支払年月日を記入する。(4の年月と一致するように)
2…所轄の税務署名を記入する。
3…それぞれ該当する欄に、各月の実人員を記入する
4…右端の納付の目的欄に給与、退職手当等を支払った年月を記入する。(1の年月日と一致するように)
5…左下に会社名や会社の住所を正確に記入する。
6…右下の本税欄に税額の合計額を記入する。
7…右最下に6の金額に¥記号を付けて記入する。
領収済通知書は、納付する税額の有無によっても記入方法が変わってきます。それぞれ給与受給者によってケースバイケースとなりますので、給与受給者の人数が多くても間違いのないように、しっかりと記入しましょう。

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