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経理に役立つ簿記知識

情報を守る!経理における秘密保持の重要性

今回は、経理における秘密保持の重要性についてご紹介します。

◎情報を保護する重要性

会社には様々な重要情報がありますよね。会社は情報の宝庫であるとともに、情報は会社の財産ともいえます。個人顧客一人ひとりに関する個人情報を膨大に扱っていたり、顧客企業・パートナー企業の機密情報を扱っていることは企業であればよくあるでしょう。
ところで、時々ニュースなどで顧客情報の流出や売買が問題になっているのを見たこともあるかもしれないですが、情報は一度でも少しでも漏らしてしまうとその時点で社会的な信用を大きく失い、顧客離れや損害賠償といった取り返しのつかない大変な事態を引き起こしてしまいます。
どうして情報が漏れるとこのような事態になってしまうのでしょうか?単純にいえば、これらの情報はそれを有効に利用することで売り上げの増大や大きな利益の確保に繋がる、ビジネスの根源なのです。そして一度漏れた情報はどこの誰かも分からない人間・組織によって、自分たちのビジネス・利益のための悪用されかねません。その情報に関係する個人・企業にとって、自分が知らぬところで情報が漏れて要らぬ自体に巻き込まれるかもしれないなんて、怒りすら感じさせることだと想像できますね。だから、情報漏えい対策には最新の注意が必要なのです。

◎情報漏えいは何気ない日頃の振る舞いから起こる!?

経理の仕事をしていると、個人情報はもちろん多数の情報が集まってきますよね。例えば会社の業績、経営者や社員の家族構成・住所・給与や賞与の金額、取引先ごとの商品の卸し単価など、挙げればきりがないでしょう。これらは社外に漏れてしまってはいけないのはもちろん、社内でも他部署に漏れてはいけないものもなど、その機密性の程度は様々です。そしてこれらの情報の流出は、意外と日頃の何気ない振る舞いから起こってしまうこともあります。
例えば社外秘の情報が載った資料を、うっかり表にしてディスクの上に置き、長時間席をはずしたとしましょう。それだけでもう情報漏えいの危険の始まりです。社内を歩き回っているのは社員だけとは限りません。オフィスには日々業者や協力会社などの外部の人々も多く出入りしています。自分が席をはずしている間、いつ誰の目に触れるか分からないのです。経理の仕事をするのならば、常にそういったことにも注意を払いながら情報を扱う必要があります。

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