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経理に役立つ簿記知識

「株式会社」での「経理の役割」とは?

◎会社の目的とは?

おさらいになりますが、会社の目的とは何だったでしょうか。それはもちろん「利益を出す」ことですよね。売上高を増やし、無駄な経費を削減して利益を出すことで、お金などの財産を増やす努力をしています。これによって会社の規模拡大、新たな事業展開、社員の給料増による生活レベルの安定といったことを図りながら、未来に長く存続できるように日々活動しているのです。

◎株式会社という組織構成

一言で「会社」といいますが、実は会社には会社法という法律で「株式会社」「合資会社」「合名会社」「合同会社」の4種類の類型に定められています。一番一般的な株式会社は、多くの株主からお金を集めて、その資金を元に経営を行っています。株主とは会社のオーナーであり、社長よりも権限をもっているといえます。そのため、会社は株主に「経営の成果」を報告する義務があるのです。そしてその報告で使われるのが「決算書」なのです。つまり決算書を作成する仕事は、経理の仕事の中でも最重要の仕事だと言えるでしょう。

◎経営者が把握すべき資金管理

上記でおさらいした「利益を出す」という会社の目的を達成するためには、経営者が日々の状況を把握して、社員に的確な指示を出さなければいけませんよね。資金管理も大切な把握事項の一つ。把握できていないと資金不足になり支払いができなくなったりして、銀行から取引を停止されたり、最悪の場合は倒産してしまったりするのです。そうならないためには、経営者のしっかりとした資金管理や資金確保が必要になってきます。
この他にも、商品の売上状況、商品の在庫状況、必要経費など、経営者が把握しなければいけないことは数多くあります。

◎経理の役割

経理で一番大切な役割とは何でしょうか。それはずばり、経営者が把握しなければならない重要事項を、日々の簿記の作業や年一回の決算でしっかりとまとめ、正確に経営者に伝える資料を作成するということ。そして日々このような仕事と向き合っている経理ならば、例えば経営者が見落としてしまうような「小さいけれど重要なこと」などにも気が付き、提言することもできます。このように経理は経営者の重要なサポート役でもあるのです。

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